【意外な共通点】ホットケーキ作りと会計処理はそっくり?「正確さ」と「微調整」で成果を出す3つの理由

自宅でホットケーキを作ってみようと思い、ホットケーキミックスを購入。
袋には、ふっくらとした美味しそうなホットケーキが写っています。
こんな風に出来たらイイなと思い、作り方のコツを調べてみました。
そこで、ふと思ったことがあります。
「ホットケーキをふっくら美味しく焼く」と「事業の会計処理」。
一見すると全く関係なさそうな2つですが、実は本質的な考え方がそっくりではないかなぁと感じました。
レシピ通りに作る「正確さ」と、状況に合わせた「柔軟な微調整」。
どちらが欠けても最高のホットケーキ(=信頼できる決算書)は出来上がりません。
今回は、この2つの共通点について感じたことを分かりやすく解説します。
会計に苦手意識がある方も、ホットケーキ作りをイメージしながら気楽に読んでみてください。
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共通点①:基本となる「分量と手順」を正確に守る(ルールと形式)

ホットケーキを作るとき、小麦粉や牛乳の量を適当に測ったり、混ぜる順番を無視したりすると、生地がダマになったり上手く膨らまなかったりします。
会計処理も共通する部分があります。
- ホットケーキ
計量カップで正確に量り、「液体をしっかり混ぜてから、粉を加える」などの基本手順を守る。 - 会計処理
複式簿記の「借方・貸方の一致」や「発生主義の原則」、領収書などの証憑(しょうひょう)に基づいて正確に記帳する。
どちらも「土台となる基本ルールを正確に守ること」がスタートラインです。
ここを適当にしてしまうと、あとからいくら工夫しても挽回できません。
共通点②:状況に応じた「火加減の微調整」が必要(予測と専門的判断)

基本レシピを守れば必ず成功するかというと、そうではありません。
レシピに「弱火で3分」と書いてあっても、フライパンの種類や室温、あるいは前もって温めておく準備。
さらに、コンロの火力によって、焼き加減は変わってきます。
表面にプツプツと気泡が出てきたか観察し、ひっくり返すタイミングも調整が必要
です。
会計処理にも、まさにこの「火加減の微調整」にあたる「大方の予測」や「専門的判断」が存在します。
- ホットケーキ
生地や焼き加減の変化を見ながら、その場の状況に合わせて火力やひっくり返す判断を調整する。 - 会計処理
① 売掛金が回収できなくなるリスクに備える。
(取引継続の判断をする回収日数の長短)
② 買った設備や機械が何年使えるか予測する。
(税法の耐用年数と実際の使用可能年数の誤差)
③ 将来支払うボーナスに備えて準備しておく
(定期積立金の実施と満期の時期の設定)
法律や会計基準というレシピがあっても、すべての取引を機械的に当てはめるわけではありません。
事業の置かれた状況を観察し、自身の事業にフィットした「最適な加減」を見極める柔軟性が必要になります。
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共通点③:一番大切なのは「美味しく焼くこと」(重要性の原則と目的意識)

ホットケーキを作るとき、1ミリグラム単位の計量にこだわるのは良いのですが、それよりも、生地を混ぜすぎてしまったら、ふっくらと焼くことができないそうです。(実際に、適度に混ぜるとふっくらと焼き上がりました)
目的は「正確に量ること」ではなく「ふっくら美味しく焼くこと」のはずです。
会計処理でも、金額は一致させる必要がありますが、二度手間・三度手間(転記の繰り返しなど)など、こだわりすぎて膨大な時間と人件費をかけてしまっては、本末転倒になってしまいます。
そのため、会計には「重要性の原則」というルールがあります。
- ホットケーキ
多少の誤差よりも、適切な混ぜ加減や焼き上がりの美味しさを優先する。 - 会計処理
少額でビジネス全体への影響が小さい費用(数円・数百円レベルの誤差など)は、数字の金額や根拠は明確にしながらも、簡便な方法で処理し、作業負担を減らす。
会計の最終的な目的は、「経営者や銀行等が正しく現状を把握し、次の意思決定ができる財務諸表を作ること」です。
細部に囚われすぎず、俯瞰するように、全体として有用な情報になっているかというバランス感覚が欠かせません。
まとめ:ルールを守り、現場で微調整する「職人技」

ホットケーキ作りと会計処理の共通点をまとめると、以下の3つになります。
- 基本のレシピ(ルール)を正確に守る
- 状況に応じた火加減(専門的判断・将来の予測)で微調整する
- 細部にこだわりすぎず、本来の目的(美味しさ・意思決定の役に立つか)を果たす
会計処理というと「数字を淡々と入力する機械的な作業」と思われがちですが、実はレシピを守る「正確さ」と、状況に応じた職人のような「加減」の両方が求められます。
次にホットケーキを焼くときは、ぜひ「会計処理のバランス感覚」を思い出してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
古賀 聡
広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、Excelマクロなどのアプリを使って業務の効率化や経営のちょっとしたコツなど、「小さな便利」記事を作成・投稿中。









