独立するとき、
ほとんどの人は独立という「目標」をもって
日々過ごしているのではないでしょうか?

日々の仕事をどうスキルアップするか
という「目標」をもって過ごしている方もいます。
独立という「目標」とは違うモノです。

【準備している場合】
独立開業しようと考えている人は、
準備を徹底しています。
開業資金をコツコツためたり、
仕事で使用する道具をコツコツそろえたり、
得意先になってもらえるようにしたり・・・
独立開業という目標に向かって、
「社長/代表者」になる準備をしています。
この期間が重要だと思います。
いきなり社長(代表者)に変われることって
なかなかありません。

開業準備を日々積み重ねていると、
開業間もない時は、踏ん張りがききます。
眠い目をこすって「今日はここまでするぞぉ~」が
日常で出来たりします。
この日々の積み重ねが非常に大切で、
この行動をとっていない人と比べると
最初は分からないほどの「小さな差」ですが、
数か月するだけで「目に見えてくる差」になり、
1年経過すると「追いつけない差」になります。

【準備していない場合】
独立は突然やってくるかもしれません。
「自分の職場はここではない」と
突然思ってしまうことがあります。
「人生一回、やってみたいコトをやってみよう!」と
「その時(退職=独立開業)」が突然やってきます。

私もそうでした。
年末に年内の反省・振り返りをして、
正月の年始に一年分の目標を毎年立てていました。
その年の目標には独立開業は無く、
この会社で何をやろうか、
どういう知識を身につけようかという目標を
毎年立てていました。
開業の年も同様です。

自分なりに「やってみたいコト」があり、
どうやって「やってみたいコト」を行動・実現するか
日々考えていたとも言えます。
しかし、「やってみたいコト」は
勤務先の経営目標ではありません。
採決の決定権は私にはありません。
勤務時代は会社に提案したり、
一人で実行可能な場合はどんどん進めていました。
自分の「やってみたいコト」を優先させる場合、
退職して開業すれば、正否に関係なく
「やってみたいコト」はできます。

この毎年の「目標設定」が独立後も役に立ってます。
目標をもって一年間を過ごす場合と、
目標をもたず一年間を過ごす場合とでは、
お客様に「提供できること」が
確実に増えていくからです。

【結論】
結局のところ、
「目標」をもって日々仕事をするかどうかで、
「場所」ではないということが言えます。
「やってみたいコト」が
「勤務している場所」でできるなら、
わざわざリスクを取ってまで
独立する必要はないです。
マインド・セットは場所に左右されずに
実現できれば、
どこでもいいということになります。

仮に、「やってみたいコト」が
「勤務している場所」でできないなら、
独立開業は「やってみたいコト」を
「実際にやれる場」として、
選択の一つとして考えてみるのが
良いかもしれません。
他の手段に「転職(他の企業に勤める)」
という方法もありますので。
あくまでも独立開業は「一つの手段」であります。