マインド・セット(心の整理と準備)

晴れて独立開業し、いざ事業が始まってみると、様々な出来事が起こります。
楽しいことや嬉しいことばかりではありません。
しんどいことや辛いこともあります。
これらのことに対応するため、
できれば独立開業前に準備していくマインドセットについて
考えてみたいと思います。
私個人の考え方も多分に含まれていますが、
税理士として独立開業を支援してきた数々の事例を基にしています。
一つの考え方としてご覧いただければと思います。

マインド・セット

独立開業前の
心の整理と準備

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独立開業しようと考えている人は、
準備を徹底している人もいれば、
ある日突然、独立開業する人(しなければならない人)もいます。

どのような場合でも、結果としての独立開業という状況は変わりません。

独立開業というスタートラインに着くまでに、
自身の心の整理や準備をする必要があると考えています。

この時期に考えた内容は、事業を継続している過程で、
精神的な「支え」や行動の「指針」にもなります。

他方で、独立開業前と独立開業後では、考え方が変わります。
なぜなら、勤務時代の感覚や理想と代表者時代の感覚や理想は
「似て非なるもの」だからです。

代表者という立場になると、
事業を経営する指針(考え方)は代表者(経営者)の立場を
持続的に経験してみないと分からない部分が多いからです。

もちろん、役職が付き、部下を束ねるような立場になると、
小さな事業主のような感覚と同じようになってきます。

しかし、代表者(経営者)の業務は多岐にわたり
「事業を俯瞰して観る」必要があるため、同等ではありません。
代表者(経営者)は、勤務時代に役職として与えられた仕事以外も多く、
それら全て含めて事業を「経営」していくことに他ならないからです。

どうせ独立開業後に「変わる」のであれば、
独立開業前にわざわざ考えなくてもいいのでは?と思われるかもしれません。

しかし、「変わる」というのは、
独立開業前と独立開業後を比較した相対的なものです。

独立開業前の「考え方」を変更するのであって、
独立開業後に初めて考えるのは比較対象となる「考え方」がありません。

独立開業後に初めて考える場合、
準備や備えが出来ておらず、課題に対応する時間に追われ、
事業指針の無い経営となり、下手すると資金が直ぐに枯渇してしまいかねません。

どちらの時期でも、
「考える」ということは自分の経営方針を固めるという意味で重要です。

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誰でも、経験を重ねることで考え方は変わるはずです。

考え方が洗練され、習慣化されていくので
数字や営業の感覚の精度が増していきます。

では、独立開業後に経験し身に付ける考え方が、
どのように影響し変わっていくのでしょうか?

例えば、

  • 嫌な思いをするほど、考え方が甘かったことを経験する
  • 重要だと考えていたことは、実は経営(や売上高)に影響が無いことを知る
  • 工夫していたことが、別の角度(業種)からだと当たり前だったことを理解する

・・・などなど。

そのような時間を過ごしていると、日々の経験が自分自身を育ててくれます。
だからこそ、臨機応変に考え方を変更し、
現状に順応していく「経営」を実行していけるのではないでしょうか。

同時に、経験値を上げ、考え方をインプット(習得)するのですが、
アウトプット(習得後の行動)も欠かせません。

日々の仕事をどうスキルアップするかという「目標」をもって過ごすと、
アウトプットためのインプットを意識するようになり、極力無駄がありません。
個人的な意見ではありますが、経験値が豊富な人は、
口数ではなく行動した数が多いように感じます。

目標を達成するための具体的な行動には、

  • いざという時のために資金(のちに開業資金に変更)をコツコツためたり、仕事で使用する道具をコツコツそろえる。
  • 取引先(売上先や仕入先)になってもらえるように信頼関係を築く。
  • 現在の仕事に精通し、日々出来ることを増やし、精度を向上させる。
  • 上記の日々の行動は、周りの人が気付かないぐらい「小さな差」ですが、1年経過すると「追いつけない差」になることを理解している。
  • 分からないことや初耳などについて、情報収集する手段を数種類確保し、素早く理解する。

・・・など、人によって様々です。
ご自身なりで良いので、これらの行動は習慣にして頂ければと思います。

スタートラインに付く前(独立開業する前)には、
ストレッチができていて(事業の考え方が固まり)、
身体が適度にほぐれ(想定される問題に対応する幅を確保して)、
パフォーマンスを最大限に発揮できる(全開で仕事ができる)状態で、
始まったら試合状況に(想定内外の出来事)に順次対応して、
そうやって試合の経験値を上げて(考え方を洗練させて)いくのではないでしょうか。

いきなり代表者(経営者)に化けることって、なかなかありませんので。

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独立開業するキッカケはどうでしょう?

キッカケは十人十色で、
稚拙で幼稚でも、高尚で高貴でも、普通でありきたりでも、
どんな事でも構いません。

例えば、

  • 単純に自分でやりたい
  • ガッツリ儲けて金持ちになりたい
  • 勤め先の方針がシックリこないから自分の考え方でやってみたい
  • 昔から諦めきれなかった仕事にチャレンジしてみたい
  • 天職と思い、数年間をかけて準備して機が熟したのでスタートを切りたい

    ・・・などなど。キッカケは何でもイイと思います。

このようなキッカケと同時に必要なのは、
「心構え」や「吹っ切れ感」や「腹を据える」です。

表現方法はさまざまですが、根っこは「覚悟」があるかということ。

「キッカケ」は独立開業のスタート地点に立つ瞬間的な理由であり、
「覚悟」は独立開業後ずっと必要になるからです。

もし、このような「覚悟」が無い場合は、開業しない方がよいかもしれません。
行きつく所は借金まみれになり、自己破産になり兼ねないからです。
そうならないようにするためにも、「覚悟」が必要な気がしてやまないです。

私自身も、家族を養うために、退職後から開業の短い期間でしたが、
仮に事業が上手くいかない時は深夜の倉庫で仕分け作業のアルバイトが
できるように、履歴書・面接を受けて独立開業の準備をしました。

もう、後には下がれないという「覚悟」がそうさせました。

独立開業という切り口で、マインドセットについて書きましたが、
上記の内容は、独立開業だけのものではありません。
独立開業しなくても、日々の仕事でも同じように必要ことです。

ただ、独立開業を例にした場合は、特に必要になってきます。
少しでも、スムーズな独立開業を進める一助になれば幸いです。

最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。

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投稿者プロフィール

古賀 聡

広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。

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