コンテンツへスキップ ナビゲーションに移動
古賀税理士事務所のホームページ
  • ホームhome
  • ブログ投稿blog
    • 000_お知らせ
    • 001_所得税 / 確定申告
    • 002_法人税
    • 003_消費税 / インボイス制度
    • 004_独立準備 / 独立開業
    • 005_経営 / 事業継続
    • 006_月次処理 / 決算整理
    • 007_業務効率 / 仕事環境
    • 008_Excel / Excelマクロ
    • 009_STREAM DECK / 便利グッズ
    • 010_Windows / パソコン
    • 011_WEBページ制作
    • 012_AI / IT
    • 999_その他
  • Webページ制作create webpage
  • 事務所所在地office location
  • お問い合わせcontact us
ブログ投稿
  1. トップページ
  2. ブログ投稿
  3. 001_所得税 / 確定申告
  4. その経費、実は「半分しか」落とせないかも?知っておきたい「家事関連費」の基礎知識

その経費、実は「半分しか」落とせないかも?知っておきたい「家事関連費」の基礎知識

2026年8月21日 最終更新日時 : 2026年8月20日 広島市の税理士 古賀

「自宅で仕事をしているから、家賃も電気代も全部経費でしょ?」
そう思っていたら要注意です。

確定申告の現場で最も勘違いされやすいのが、この「家事関連費」という考え方。

知らずに全部経費で申告すると、税務調査で痛い指摘を受けることになります。

またその逆で、本来落とせるはずの経費を見逃してしまっていることもあります。

実際、「よく分からない」「面倒だから」という理由で、本来経費にできるはずの家事関連費を、まったく計上せずに申告している個人事業主の方も少なくありません。

この家事関連費の経費を計上していない場合は、知らず知らずのうちに、払わなくてもいい税金を払っている状態と言えます。

このブログ記事では、この「両方にまたがる経費」をどう扱えばいいのか、具体例とともにスッキリ整理していきます。

スポンサーリンク




目次

  • 1. そもそも「家事関連費」って何?
  • 2. 白色申告と青色申告、実は基準が全然違う!
    • 2.1. 白色申告の人は要注意
    • 2.2. 青色申告なら、もっと柔軟に
  • 3. 「按分」って具体的にどうやるの?4つの実例で解説
    • 3.1. ケース1:自宅兼事務所の家賃・光熱費 →「床面積」で按分
    • 3.2. ケース2:車の維持費 →「走行距離」で按分
    • 3.3. ケース3:スマホ・ネット代 →「使用時間」で按分
    • 3.4. ケース4:火災保険料・固定資産税 →「床面積」で按分
  • 4. 按分で失敗しないための3つの鉄則
    • 4.1. ① 「なぜその割合?」に答えられるようにしておく
    • 4.2. ② 毎年、同じ基準を使い続ける
    • 4.3. ③ 仕訳では「事業主貸」も忘れずに
  • 5. まとめ:曖昧な感覚より、説明できる根拠を

そもそも「家事関連費」って何?

家事関連費とは、一言で簡単に言うと「プライベートと仕事、両方の顔を持つ支出」のことです。

例えば、次のような費用になります。

  • 自宅兼事務所の家賃・水道光熱費
  • マイカーのガソリン代・車検代
  • スマホ・ネットの通信費

こうした費用は、生活(事業では無い部分)のためにも使うし、仕事(事業としての部分)のためにも使います。

だからこそ「全額経費」とはいかず、仕事で使った分だけを合理的に切り出す作業が必要になるのです。

この切り出し作業を「按分(あんぶん)」と呼びます。

白色申告と青色申告、実は基準が全然違う!

ここ、意外と知られていないポイントです。

同じ「家事関連費」でも、申告方式によってちょっと違います。

白色申告の人は要注意

原則として、経費として認められるには、事業で使った部分が主たる部分(注意:目安として50%超)を占め、かつ、はっきり区分できることが条件。

ここら辺が、事業を営んでいる方からすると、税法上の「ん???、何言ってんの?」って感じる部分だと思います。

つまり、「半分以上は仕事で使っている」と明確に言えないと、そもそも経費計上が難しいということです。

青色申告なら、もっと柔軟に

一方、青色申告であれば「業務に直接必要なことが明らかな部分」であれば、たとえ事業使用割合が50%以下でも、合理的に按分できれば経費として認められます。

これは青色申告のちょっとした特典とも言えます。

参考:国税庁ホームページ
〔家事関連費(第1号関係)〕の 45-2 (業務の遂行上必要な部分)
に記載。
上記に関するURLはこちら↓

www.nta.go.jp
〔家事関連費(第1号関係)〕|国税庁
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/07/01.htm


参考:国税庁ホームページ
№2210 必要経費の知識 の「注意事項(1)」に記載。
上記に関するURLはこちら↓

www.nta.go.jp
No.2210 必要経費の知識|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2210.htm

「按分」って具体的にどうやるの?4つの実例で解説

按分の基準に「絶対の正解」はありませんが、実務でよく使われる考え方を紹介します。

ケース1:自宅兼事務所の家賃・光熱費 →「床面積」で按分

家全体(居住スペースの床面積)が60㎡、そのうち仕事部屋が15㎡なら、事業使用割合は25%。

ザックリ言うと、仕事着・仕事道具・事務作業スペースなどを考えると、1室分ぐらいが考えられます(職種によって違いがありますが)。

25%の場合だと、仮に家賃が10万円なら、2万5,000円が経費になります。

電気代も同じ考え方で、仕事スペースの面積比や使用時間で按分するのが一般的です。

但し、水道代は別の考え方になり、通常、一般家庭の水道の使用量は、1位:お風呂(風呂釜にためて使う場合)、2位:トイレ(水栓の場合)という順番なります(これも個別で判断する部分ですが)。

ケース2:車の維持費 →「走行距離」で按分

年間走行距離1万kmのうち、仕事での移動が6,000kmなら、事業使用割合は60%になります。

ガソリン代・車検代・自動車税などを、この割合で按分します。

ポイントは「いつ・どこへ・何km走ったか」を記録しておくと、さらに明確になります。

これがあるとないとでは、税務調査での説得力がまるで違います。

ケース3:スマホ・ネット代 →「使用時間」で按分

厳密な記録が難しい場合は、「平日は仕事、休日はプライベート」など、実態に即した割合(例:50~90%)を用いるケースが多いです。

個人事業主の場合、プライベートよりも事業で使用している方が多いのです。

しかし、この部分も業種や個人の使用方法により、全く異なってきます。

ケース4:火災保険料・固定資産税 →「床面積」で按分

これも、ケース1の家賃について解説したこと同様に、仕事スペースの面積比で計算するのが基本になります。

家賃の按分した割合(%)を使って経費計算することが、一般的です。

なぜなら、家賃に付随してかかってくる支払(経費)となるためです(住んでいるところの火災保険料であり、住んでいるところに連動してかかってくる固定資産税だからです)。

スポンサーリンク




按分で失敗しないための3つの鉄則

① 「なぜその割合?」に答えられるようにしておく

床面積の図面、車の走行記録、通信時間のメモなど、按分の根拠となる資料は必ず残しておきましょう。

税務調査で聞かれたときに説明できないと、経費が否認されるリスクがあります。

② 毎年、同じ基準を使い続ける

特別な事情もないのに、年によって按分割合をコロコロ変えると不自然に見えてしまいます。

一貫性を維持することは信憑性を維持することにつながります。

③ 仕訳では「事業主貸」も忘れずに

会計処理では、家賃や光熱費の科目に事業分のみを経費として計上し、家事分(プライベート部分)は「事業主貸」として処理するのが一般的です。

例えば家賃10万円のうち事業分2万5,000円を経費にする場合

(仕訳 例1)
地代家賃(借方)100,000円 / 普通預金(貸方)100,000円
事業主貸(借方)75,000円 / 地代家賃(貸方)75,000円
(この場合、差引き25,000円になります)
※残り75,000円(家事分)は経費計上しない。

(仕訳 例2)
事業主貸(借方)100,000円 / 普通預金(貸方)100,000円
地代家賃(借方)25,000円 / 事業主貸(貸方)25,000円
(この場合、地代家賃としての計上は、25,000円になります)
※残り75,000円(家事分)は経費計上しない。

まとめ:曖昧な感覚より、説明できる根拠を

スクロールできます
申告方式経費算入の条件
白色申告原則、事業使用割合が主として50%超必要、かつ明確に区分できること(例外有)
青色申告割合にかかわらず、直接必要な部分を合理的に区分できればOK

家事関連費の按分に「これが正解」という魔法の数字はありません。

大切なのは、床面積・走行距離・使用時間といった、誰が見ても納得できる客観的な指標を使うことです。

「なんとなく半分」ではなく、「こういう理由でこの割合」と胸を張って説明できる状態を作っておく。

それが、確定申告を安心して乗り切る一番の近道です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク



★ ★ ★


投稿者プロフィール

古賀 聡

広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、Excelマクロなどのアプリを使って業務の効率化や経営のちょっとしたコツなど、「小さな便利」記事を作成・投稿中。

最新のブログ投稿

  • その経費、実は「半分しか」落とせないかも?知っておきたい「家事関連費」の基礎知識2026年8月21日
  • 個人事業主の経理年間スケジュール!確定申告を心穏やかに迎えるための月別ロードマップ2026年8月19日
  • 「分かっているのに後回し…」なぜ毎年、確定申告でパニックになるのか?自分を責めるのをやめられる「4つの心理メカニズム」2026年8月18日

人気ブログ投稿

TKCのシステム「FXマイスタークラウド」の具体的な使い方TKCのシステム「FXマイスタークラウド」の具体的な使い方2024年6月6日
有給休暇の買取と所得税(退職時に起こる内容)有給休暇の買取と所得税(退職時に起こる内容)2024年10月28日
定額減税:令和6年分源泉徴収簿の記載方法(定額減税の計算手順・内容についての説明)定額減税:令和6年分源泉徴収簿の記載方法(定額減税の計算手順・内容についての説明)2024年12月16日

お問い合わせフォームはこちら

お問い合わせ事例
  • 独立開業を考えていて何をすべきか聞いてみたい。
  • 帳簿記帳でイイ方法がないか相談したい。
  • 経理の効率化について聞いてみたい。
  • 部分的な税金のことだけ聞いてみたい。
  • セカンドオピニオンとして色々アドバイスを聞いてみたい。
  • 顧問を依頼したい。     などなど
お気軽にご相談ください

初回のお問い合わせは無料です。
ご質問やご相談については、下記フォームよりご連絡ください。
24時間受け付けておりますので、必要事項をご記入の上、[送信]をクリックしてください。

まずは、気軽に
ご相談・お問い合わせください!

【ご注意】本フォームはご質問・ご相談専用です。
営業・勧誘等のご連絡はお控えいただきますようお願い致します。

問い合わせフォーム


    • Facebook
    • X
    • Bluesky
    • threads
    • Hatena
    カテゴリー
    001_所得税 / 確定申告、006_月次処理 / 決算整理
    タグ
    プライベートの経費事業経費家事関連費按分白色申告青色申告
    前の記事
    個人事業主の経理年間スケジュール!確定申告を心穏やかに迎えるための月別ロードマップNew!!
    2026年8月19日

    ▶ ブログ投稿のカテゴリー

    • 000_お知らせ (34)
    • 001_所得税 / 確定申告 (38)
    • 002_法人税 (2)
    • 003_消費税 / インボイス制度 (6)
    • 004_独立準備 / 独立開業 (37)
    • 005_経営 / 事業継続 (69)
    • 006_月次処理 / 決算整理 (22)
    • 007_業務効率 / 仕事環境 (43)
    • 008_Excel / EXcelマクロ (2)
    • 009_STREAM DECK / 便利グッズ (6)
    • 010_Windows / パソコン (4)
    • 011_WEBページ制作 (2)
    • 012_AI / IT (19)
    • 999_その他 (31)

    ※下記の商品等はプロモーションを含みます。

    動画配信編集だけじゃない
    弊社も使用するスグレモノ
    小さな効率化のガジェット

    ▶お気に入りで分かりやすい自分専用アイコンの設定
    ▶複数のキーボード操作を一つのボタンで完了
    ▶ボタンの数に制限されないレイヤー機能
      ・・・など
    さまざまなカスタマイズが可能な効率化に貢献するデバイス。

    『STREAM DECK』公式ホームページより
    『STREAM DECK MK.2』の購入はこちら

    『STREAM DECK』公式ホームページより
    『STREAM DECK NEO』の購入はこちら

    『STREAM DECK』公式ホームページより
    『STREAM DECK XL』の購入はこちら

    毎日のPC操作を最速化
    効率化に必ず役立つオススメの本

    「年間120時間の時短を実現」に偽りなしです。弊社でも、この本を活用し、脱マウスだけでなく、脱残業で自分時間を増やせました。活用次第で時短・効率化のステップアップも可能です。

    『脱マウス 最速仕事術』の購入はこちら

    日々Excelを使用していて、Excelマクロを習得すると、仕事がどれだけはかどるかをイメージできる本です。私もこの本がキッカケでExcelマクロに挑戦してみました。考え方・ヒント・コツなどを具体的に全体をつかんでみたい方におすすめの本です。

    『4時間のエクセル仕事は20秒で終わる』の購入はこちら

    初心者がExcelVBAの基本を学ぶのにオススメの本。解説も分かりやすく、習得確認の練習問題付き。私もこの本で、ExcelVBAの基本的な内容を習得しました。
    ブログ記事にて紹介しています。

    『EXCEL VBA塾』の購入はこちら

    Excelマクロの初級レベルでも参考になるコツが学べるオススメの本。Excelマクロを記述の見やすさや定期的なメンテナンスのための工夫などを解説しています。作成したExcelマクロを長期的に使う場合は、ぜひ読んでいただきたい本です。

    『Excel VBAのスキルを実務で活かし切るための本』の購入はこちら

    毎日のちょっとした作業を
    小さなロボットがお手伝い

    ちょっとした手間を、「SwitchBot」が解決。AmazonのEchoShowシリーズと組み合わせ、物理的なボタン操作を音声で可能。離れた場所にあるスイッチは、毎回の「行ったり来たり」が無くなり便利。
    こちらもブログ記事にて紹介しています。

    『Switch Bot』の購入はこちらから

    レジの決済手段を広げ、
    売上管理を効率化する「AirPAY」

    飲食店や小売店など、一般顧客を対象している業種にオススメのレジ。
    レジの決済を簡略化できるだけでなく、日々の売上状況をスマートフォンで閲覧出来たり、売上高のデータを会計データとして抽出・連携することができます。

    <オススメ業種>
    ▶飲食店
    ▶小売店
    ▶サービス業(会員顧客など一般顧客を対象している)
    ・・・・など、便利な「AirPAY」の決済方法をご覧ください。

    全てが高スペック
    FX初心者から上級者まで、幅広く選ばれている
    DMM FX

    DMM.comの5つの特徴

    • 取引すればするほどポイントがたまる
    • 初心者からデイトレーダーまで好評の取引ツール
      (スマホからでも取引可能!アプリで楽々トレード)
    • カスタマーサポートも充実で初心者も安心
      (平日24時間電話サポート/業界初!LINEで問い合わせも可能)
    • 安心安全の『全額信託保全』導入済み
      (3つの信託銀行でお客様の大切な資産を管理しております)
    • 業界初!『時事通信社』ニュース配信
      (充実の為替情報でFX取引の参考に)

    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に基づく表記

    Copyright © 古賀税理士事務所のホームページ All Rights Reserved.

    Powered by WordPress with Lightning Theme & VK All in One Expansion Unit

    MENU
    • ホーム
    • ブログ投稿
      • 000_お知らせ
      • 001_所得税 / 確定申告
      • 002_法人税
      • 003_消費税 / インボイス制度
      • 004_独立準備 / 独立開業
      • 005_経営 / 事業継続
      • 006_月次処理 / 決算整理
      • 007_業務効率 / 仕事環境
      • 008_Excel / Excelマクロ
      • 009_STREAM DECK / 便利グッズ
      • 010_Windows / パソコン
      • 011_WEBページ制作
      • 012_AI / IT
      • 999_その他
    • Webページ制作
    • 事務所所在地
    • お問い合わせ
    トップへ戻る