【「貴殿」がしっくりこずに・・・】

ビジネス文書を頻繁に作成します。
敬称についても気を付けている部分です。
「貴殿」という言葉は、文章で頻繁に出てくるのですが、
女性に対してはどうか・・・
とふと思ったので、調べてみました。

なにかシックリこない・・・

確定申告の時期です。

申告が完了し、書類送付案内を作成しているときに、
よく「貴殿におかれましては、・・・」の文章、
使うことがあります。

今では、通常の会話で「貴殿」を使うことはほとんどありません。
書類の送付先の方は女性でしたので、
いつも通り「貴殿」と記載して、
ふと「？？？（なんかシックリこないなぁ・・・）」と。

この言葉は女性に対しても使える言葉かなぁと。
気になったので、ちょっと調べてみました。

女性には「貴女」をつかう

「貴殿」は女性に対しても使用できる言葉かどうか。

使い方は、
通常は、男性が目上や同等の男性に対して使う敬称。

女性が男性に対しては使えない。
女性が目上や同等の女性に対して使えない
だそうです。

男性が女性に対して使う敬称は「貴女」を使うのが
一般的とされているようです。
最近では、男女平等の観点から
女性に対しても「貴殿」を使うケースもあるようです。

＜文章例＞
ビジネス文書で、
案内状・あいさつ状・お礼状などの
前文や結びの文に使用する場合は、

「貴殿におかれましては、ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。」

「貴女におかれましては、ますますのご健闘を心よりお祈りしております。」

などと使うようです。

日本語は難しい・・・

迷った挙句
「貴女」を使った方が無難と考え、
書類送付案内には、
「貴女におかれましては、・・・」を使用しました。

文章を作成後、
文章の流れや全体がまとまって、
スッキリしました。

従来の使い方では「貴女」ですが、
男女平等を気にする方であれば
「貴殿」かもしれません。

改めて、日本語の難しさを知る機会でした。

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