お金を増やす魔法の鍵:単利と複利の仕組みを分かりやすく解説!

ここ最近、日々の生活の中で「資産運用」という言葉を耳にすることが増えました。
資産運用を始めようと思ったとき、まず最初に知っておいた方が良いのが「単利」と「複利」という仕組みです。
これ、どちらもお金が増える仕組みなのですが、中身を知るとその威力は天と地ほど違います。
今日は、私たちの未来を大きく左右するこの2つの仕組みについて、分かりやすく解説していきます。
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複利の威力を物語る「チェスボードの伝説」

まずは、複利という仕組みがどれほど凄いのか、ご存知かも知れませんが面白いエピソードをご紹介します。
古代インドでチェスを発明した賢者が、王様から「褒美は何でも好きなものを取らせよう」と言われました。
賢者は少し微笑んで、こう答えたのです。
「では、このチェスボードの最初のマス目に米粒を1粒置いてください。次のマス目には倍の2粒、その次はさらに倍の4粒……と、最後の64マス目まで倍々に増やしていただきたいのです」。
王様は「それだけでいいのか?」と軽く考えてしまいました。
しかし、これこそが「複利」という恐ろしいほど強力な「成長(数字が増える)」の罠だったのです。
ちなみに、一般家庭で購入されている5kgのお米(精米済)の袋には、約25万粒の米粒が入っているそうです。
身近な単位として、「5kgのお米袋」の数も載せておきます。
その計算過程は次のようになります。
- 1マス目:1粒
- 2マス目:2粒
- 3マス目:4粒
- ...
- 20マス目:524,288粒
(5kgのお米が約2袋) - 21マス目:1,048,576粒
(5kgのお米が約4袋) - 22マス目:2,097,152粒
(5kgのお米が約8袋) - ...
- 40マス目:549,755,813,888粒
(5kgのお米が約220万袋) - 41マス目:1,099,511,627,776粒
(5kgのお米が約440万袋) - 42マス目:2,199,023,255,552粒
(5kgのお米が約880万袋) - ...
- 64マス目:9,223,372,036,854,780,000粒
(電卓で計算できません…)
私も見たことのない数字にまで膨れ上がっていることが分かります。
40マス目まで、5kgのお米袋の単位は、電卓(12桁対応)で計算できましたが、それ以降は電卓で計算できないくらいです。
64マス目の米の量は、王様の国での生産量をはるかに超える量で、王様は到底払いきれませんでした。
最初のうちは「たった1粒」でも、倍々に増え続けると後半には手に負えないほどの量になる。
資産運用における複利も、まさにこれと同じです。
運用期間が長ければ長いほど、資産は雪だるま式に加速しながら増えていきます。
これが、複利が「人類最大の発明」と言われるゆえんです。
単利と複利、何が違うの?

では、単利と複利の基本的な仕組みを見ていきます。
単利とは?
単利とは、最初に預けた「元本」に対してのみ利息がつく計算方法です。
期間が過ぎても利息が増えることはありません。
単利 100万円の例
100万円を年利5%で運用(単利で運用)
- 1年目:100万円 + 5万円 = 105万円
- 2年目:100万円 + 5万円 + 5万円 = 110万円
- 3年目:100万円 + 5万円 × 3 = 115万円
- ...
- 10年目:100万円 + 5万円 × 10 = 150万円
毎年、決まった額だけが積み上がっていくイメージですね。
複利とは?
複利とは、元本だけでなく「それまでに発生した利息」に対しても利息がつく計算方法です。
まさに「利息が利息を生む」仕組みです。
複利 100万円の例
100万円を年利5%で運用(複利で運用)
- 1年目:105万円
- 2年目:105万円 × 5% = 110.25万円
- 3年目:110.25万円 × 5% ≒ 115.7625万円
- ...
- 10年目:155.1325万円 × 5% ≒ 162.8891万円
単利と比べると、年数が経つほど増え方がどんどん大きくなっていきます。
その差は3年目では、7625円かもしれませんが、10年目では、128,891円になります。
20年目にはどうでしょう?
「チェスボードの伝説」のように、かなりの差が表れるはずです。
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単利と複利の比較まとめ

単利と複利の違いについて、簡単ではありますが、分かりやすく比較表にしてみました。
| 比較項目 | 単利 | 複利 |
| 利息の計算対象 | 元本のみ | 元本 + 利息 |
| 増え方 | 一定 | 加速的 |
| 長期運用 | 不向き | 非常に効果的 |
最後に:賢く活用するために

長期で投資をする場合、この複利の仕組みを味方につけることが、資産を大きく増やすための「魔法の鍵」になります。
コツコツと時間をかけることで、資産は驚くほど育っていきます。
一方で、もしお金を借りる場合も、この複利の怖さを絶対に忘れてはいけません。
複利は味方につければ最強ですが、敵に回すと非常に恐ろしい存在になります。
ぜひ、複利という仕組みを正しく理解して、今後の資産形成に役立ててみてください。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
古賀 聡
広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。









