【努力を雪だるま式に増やす】「一生懸命なのに成長しない人」と「なぜか勝手に伸びる人」の決定的な違い:仕事のスキルを「複利」で回す3つの魔法

「毎日こんなに忙しくて、目の前の仕事に全力投球しているのに、なぜか成長している実感がわかない…」
「同期のあの人は、なぜあんなに涼しい顔をして、どんどん新しい仕事をこなして出世していくんだろう?」
そんなモヤモヤを抱えたことはありませんか?

実は、ビジネスパーソンの成長スピードには、ある「恐ろしい法則」が働いることがあります。

それが、金融の世界でよく使われる「単利(たんり)」と「複利(ふくり)」の法則です。

この法則を理解し味方につけられるかどうかで、あなたの1年後、3年後、そして10年後のキャリアには、天と地ほどの開きが生まれます。

今回は、日々の努力を「雪だるま式」に増やし、確実に成長が加速していく「複利キャリア」の作り方を、3つのステップで分かりやすく解説します!

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まずは、2つの言葉を簡単におさらいしておきましょう。

  • 「単利」とは:
    預けた元本(元のお金)にだけ、毎年同じだけの利息がつく仕組みです。
    増え方はずっと一定の「直線」です。
  • 「複利」とは:
    得られた利息を再び元本にプラスして、そこからさらに利息を生み出していく仕組みです。
    時間が経つほど増え方が急上昇する「曲線」を描きます。

これを「仕事のスキル」に置き換えると、どうなるでしょうか?

「身に付けるスピード」
「理解するスピード」
「仕事の幅を広げるスピード」
の「3つのステップ」を考えてみます。

新しい仕事を覚えて、スムーズにこなせるようになるまでのスピードの差です。

単利的な人の働き方:毎回、全力でドタバタ

単利的な考え方の人は、目の前の仕事を「その場限りの作業」として処理してしまいます。

【単利的な人の例】

毎週の会議の議事録を作るとき。

毎回、真っ白なメモ帳を開き、記憶を必死に手書きでたどりながら2時間かけて作成。

どれだけ経験を重ねても、来週もまた「議事録作成に2時間」というコストを払い続けます。

経験は増えていきますが、やり方自体がアップデートされないため、成長のペースは常に一定。

そのうち「忙しすぎて、これ以上新しいことは覚えられない!」と、成長の限界を迎えてしまいます。

複利的な人の働き方:明日をラクするために、今日仕込む

一方で、複利的な考え方の人は「一度学んだことを仕組み化して、次回以降の自分の時間を浮かせる」という行動をとります。

【複利的な人の例】

初めての議事録作成で苦労した後、すぐに「次回から使えるフォーマット(型)」を用意します。

さらに、スマートフォンの音声入力やAIの要約ツールを導入して「仕組み」を作ってしまいます。

すると、翌週からは作業時間がわずか1時間に短縮されます。

ここからが複利の真骨頂です。

浮いた「1時間」を使って、さらに新しいデータ分析やデザインの勉強を始めることができます。

「学んだことが、次の学びの時間を生み出す」。

このループに入ることで、スキル習得のスピードは雪だるま式に加速していきます。

理解するスピードでは、新しい業務を振られたとき、その本質をどれだけ早く、深く理解できるかの差になります。

単利的な人の理解:「マニュアル丸暗記」の限界

単利的な考え方の人は、すべての仕事を「それぞれ独立したバラバラなもの(点)」として捉えます。

【単利的な人の例】

事務職で、「備品の発注」「イベントの手配」「セミナーの申し込み」を、すべて「全く異なる別々の仕事」としてマニュアル通りに丸暗記しようとする状態。

新しく「オフィスの観葉植物の契約」という仕事が加わるたびに、「またゼロから新しいことを覚えなきゃ……」と、頭を抱えてしまいます。

知識やスキルが脳内で繋がっていないため、新しいことを始めるたびに毎回同じだけのエネルギーを消費してしまい、最終的には心も体も疲弊してしまいます。

複利的な人の理解:共通の「仕組みパターン」を見抜く

複利的な考え方の人は、個別の業務の後ろにある「共通する仕組み(原理原則)」を頭の中で整理しています。

【複利的な人の例】

すべての個別業務の背景にある、「稟議申請➞予算承認➞発注➞検収(確認)」という一連の共通の流れ(構造)を理解している状態。

この視点があれば、全く未経験の「外部のシステム開発の契約」という大きな仕事が降ってきても、

「要するに、いつもの備品発注と同じ構造だな。今回の承認ルートと確認基準さえ押さえれば大丈夫だ」

と、瞬時に本質を見抜いて適応できます。

「過去の学び(これまでの元本+利息)」があるおかげで、新しい仕事への適応スピードが大きく跳ね上がってきます。

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仕事の幅を広げていく場合は、自分の影響力や、活躍できるステージを広げていくスピードの差につながります。

単利的な人のキャリア:1つのスキルにこだわり過ぎる

「私は〇〇の担当だから、それ以外のことは関係ありません」というスタンスです。

【単利的な人の例】

デザイナーとして「クライアントに言われた通りのイラストをきれいに描くこと」だけに集中する状態。

もちろん素晴らしいスキルですが、昨今の画像生成AIなどの急激な技術進化によって、そのスキル単体の市場価値が脅かされたとき、一気にキャリアのピンチに直面してしまいます。

複利的な人のキャリア:異分野のスキルを「掛け算」する

複利的な人は、異なるジャンルのスキルを組み合わせることで、自分の価値を「かけ算(乗算)」で爆発させます。

【複利的な人の例】

先ほどのデザイナーが、自身の「デザイン力」に加えて、「アクセス解析(データ分析)」と「心理学(文章術)」を勉強したとします。

すると、「ただ指示通りにきれいな絵を描く人」から、「データに基づいて、ユーザーの心を動かし、実際に商品が売れるWebページをデザインできる人」へと進化します。

それぞれのスキルが単体で単利的な考え方では、時間の経過とともに一定に伸びて行きます。

これはこれで、確実で仕事も間違いなく習得出来て行きまが、競争という部分では、どうしても後手になってしまいます。

これら3のステップを掛け合わせることで一定プラスアルファの部分が常に習得されるので、このプラスアルファの部分だけ加速されることになります。

このシナジー(相乗効果)こそが、あなたの仕事の幅を急速に広げていく原動力になります。

スキルアップを「単利」から「複利」へシフトさせるために、明日からできるアクションはとてもシンプルです。

  1. 「仕組み化」を徹底する(時間を生み出す)
    一度苦労して作った書類や、よく行う作業は、必ずテンプレート化や自動化してみて下さい。
    そのひと手間が、未来のあなたに「時間という利息」をプレゼントしてくれます。
  2. 「つまり、どういうこと?」を口癖にする(知識を繋げる)
    目の前の仕事をただこなすだけでなく、「このトラブルの本質は何だろう?」「他の仕事にも応用できないか?」と、一歩引いて「構造」を捉える癖を意識して身に付けて下さい。
  3. 隣の芝生をのぞいてみる(掛け算の種をまく)
    自分の専門外の本を読んだり、他部署の人とランチに行って「最近どんな仕事が大変?」と聞いてみたりしてみて下さい。
    一見無関係な「点」と「点」が結びついたとき、あなたのスキルは明瞭な価値に気づくことがあり、新しい視点(考え方や見解)を生み出します。

数学者の言葉に、こんな有名な話があります。

「毎日、昨日よりたった 1% だけ改善を続けたら、1年後には何倍になっているか?」

その数式は、「1.01の365乗」です。

計算してみると、なんと 約 37.7倍 という驚くべき数字になるということです。

昨日の自分に、ほんの「 1 %」の工夫をプラスする。

その小さな「複利」の種を、今日から一緒に育ててみませんか?

最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。

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投稿者プロフィール

古賀 聡

広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。

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