【エクセルの機能】実務で役立つ!魔法のような便利機能4選とその奥深い世界(第2弾)

日々の業務でエクセルを使っていて、「もっと早く、正確に作業を終わらせたいな」と思ったことはありませんか?

エクセルの奥深い世界を知ることで、日々の業務は圧倒的に効率化され、エクセルに触れるのがもっと楽しくなります。

今回は第一弾に引き続き、実際の事務作業ファイルでも大活躍している「実務で役立つ魔法のような便利機能・関数」の第2弾をお届けします!

今回は少し視点を広げて、関数だけでなく、知っておきたいデータ形式や究極の時短術(ショートカット)まで、4つの厳選テクニックを解説していきます。

第1弾の「【エクセルの機能】実務で役立つ!魔法のような便利関数4選とその奥深い世界」については、下記にリンクを貼り付けておきますので、よろしかったらご覧ください。

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まずご紹介するのは、バラバラのデータを一つにまとめる時に活躍する「&(アンパサンド)」を使った文字列の結合です。

  • 使用例
    「 = B5 & C5 & D5 & E5 & F5」(5行目のB・C・D・E・Fを結合させる)
  • どんな機能?
    個別に分かれている「年」「月」「日」を一つに連結させたり、「摘要」「取引先名」をひとまとめの文字として繋ぎ合わせるために使用できます。

    複数のセルの文字をガッチャンコと一つに連結させる役割を持ちます。

「AND関数」(&演算子)のここが使い処!

「宛名書き」や「独自の管理コード」を作る時に活躍します。

例えば、「姓」と「名」のセルが分かれている時にそれらをくっつけてフルネームにしたり、部署名と社員番号を組み合わせて「営業部-001」といった新しいIDを作ったりする場面で便利です。

上記でも触れましたが、「年」「月」「日」が別々のセルに入力されている場合に「年/月/日」と「/」を間に入れて、くっつける足りもできます。

一つひとつ、手打ちでまとめ直す必要がなくなります。

「AND関数(&演算子)」に関するエクセルの奥深さ

算数的な足し算ではなく、文字と文字をガッチャンコと結合させる機能です。

エクセル内では「計算できる数値」と「計算できない文字列」は厳格に区別されています。

数字同士を「&」で繋ぐと、それは「数値」ではなく「文字列」に変わってしまうという、データ管理上の深いルールが隠されています。

例えば、「2026」(年)、「9」(月)、「9」(日)の場合は、「2026/9/9」のよう文字として表示されるようになります。

これ、数字で「2044(=2026+9+9)」という足し算された値にはならないということです。

次にご紹介するのは、エクセルが近年手に入れた(どちらかというと新しい関数)、非常に優秀な条件分岐という機能を備えた「SWITCH関数」です。

条件分岐とは、例えば、1の条件を満たしている場合はAを表示する、2の条件を満たしている場合はBを表示する…といったように、各条件に区分して表示内容を変更するというものです。

  • 使用例
    「=SWICH(編集!H4,8,"課税対応仕入軽8%",10,"課税対応仕入10%",0,"対象外",非,"非課税仕入") 」
    (「編集」シートのH4のセルの値が、
    「8」の場合は「課税対応仕入軽8%」を表示させ、
    「10」の場合は「課税対応仕入10%」を表示させ、
    「0」の場合は「対象外」を表示させ、
    「非」の場合は「非課税仕入」を表示させる)
  • どんな機能?
    特定の条件に応じて、表示させる内容を切り替える(分岐させる)関数です。

    このファイルでは、10%・軽減8%・0%(免税)・非課税といった消費税率の区分に応じて、対応する正しい消費税区分を表示させるために使います。

    また、これに応じて消費税額を計算するためにも活用できます。

「SWITCH関数」のここが使い処!

「アンケートの回答番号(1,2,3...)を、満足度(満足, 普通, 不満)に変換したい時」や「担当者コードから担当者名を表示させたい時」など工夫次第でさまざまなところで重宝します。

VLOOKUP関数でわざわざ別の表を作るほどではないけれど、いくつかの決まった条件に従ってデータをパパッと振り分けたい、という実務のちょっとした隙間を埋めてくれる非常に優秀な関数です。

「SWITCH関数」に関するエクセルの奥深さ

昔のエクセルでは、条件が複数あると「IF関数」を何重にも入れ子(マトリョーシカのような状態)にしなければならず、数式がカオスになりがちでした。

SWITCH関数は、エクセルが進化して手に入れた新しい機能です。

どれだけ複雑な日本の税制であっても、誰が見ても分かりやすく、スッキリとした美しい数式を組むことができるようになりました。

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お金の計算をするなら絶対に覚えておきたいのが、この「ROUNDDOWN関数」です。

  • 使用例
    「= ROUNDDOWN(編集!F4*8/108 , 0)」
    (「編集」シートの「F4」の値に「8/108」を計算して、1円未満の端数を切り捨てる)
  • どんな機能?
    消費税額を計算したあと、小数点以下の金額をピタリと「切り捨てる」ために使用します。

    計算した結果に小数点以下の端数が出た場合、それを切り捨てるために他の関数(ここでは「F4*8/108」)と組み合わせて使われます。

「ROUNDDOWN関数」のここが使い処!

消費税の計算や、給与計算、割引金額の算出など「金額の計算」をする場面で必須となります。

「端数は必ず切り捨てる」といった会社のルールに合わせて、数値を正確にコントロールしたい時に活躍します。

この処理を怠ると、後々大きな計算ミスに繋がる可能性があります。

会計や税務では、「1円を馬鹿にすると、1円に泣かされる」ことになりますので。

「ROUNDDOWN関数」に関するエクセルの奥深さ

エクセル最大の罠とも言えるのが「見かけの数字(セル上に表示されている数字)と、裏で持っている数字が違うことがある」という癖です。

表示設定だけで小数点を隠すと、裏では小数点以下の端数が生き残っており、合計額が1円ズレることになります。

ROUNDDOWN関数は、その端数を物理的にバッサリと切り落とし、正確な会計処理を行うための絶対的な守護神です。

これで、1円という誤差が無くなります。

最後は、日々の作業スピードを劇的に上げるショートカットのキーボード操作のお話です。セルをコピーした後に、そのセルの値のみを貼り付ける方法です。

この「貼り付ける」という操作は、「セルの値」だけでなく、「セルに表示されている文字や値のフォント」「セルの背景」…などなど、セルに格納されている様々な情報になります。

この様々な情報の内、「セルの値」だけを貼り付けるショートカットの操作方法になります。

使用例
・「Ctrl + C 」(コピー)
・「Ctrl + V」(貼り付け)
・「Ctrl + Shift + V」(値のみを貼り付け)

  • どんな機能?
    マウスを使わず、範囲指定したセルのデータをコピーしたり、貼り付けたりする機能です。
    特に「Ctrl + Shift + V」は、コピーしたデータのうち「値」のみを貼り付ける特別なショートカットです。
    (仮にマウスを使っても、貼り付ける部分に数種類のアイコンがあり、その内「値のみ貼付け」を選択できます)

「Ctrl + Shift + V」のここが使い処!

Webサイトや他のファイルからデータをコピーして、自分の表に持ってくる時に、「Ctrl + Shift + V」は絶対に使ってほしい機能です。

普通の貼り付け( Ctrl + V )をすると、文字の大きさや色、リンクなどコピーした全てを貼り付けてしまいます。

「Ctrl + Shift + V」は、セルの値だけを貼り付けるため、表がぐちゃぐちゃになるのを防いでくれます。

「Ctrl + Shift + V」に関するエクセルの奥深さ

エクセルで普通にコピー(「Ctrl + C 」)をすると、文字だけでなく「セルの色」「罫線」「裏に隠れた数式」など、目に見えない荷物まで大量に抱え込みます。

その状態で、そのまま貼り付けると、表のレイアウトが崩れてしまいます。

そこで、不要な荷物を全て捨て去り、純粋なデータ(値)だけを貼り付けるのが「Ctrl + Shift + V」です。

これは、そぎ落とされた美しいデータのみを維持するための、必須テクニックです。

いかがでしたでしょうか?

第1弾・第2弾と合わせて、実務で使われるエクセルの本質的な機能や関数、そして、その裏に隠された「エクセルの癖(奥深さ)」をご紹介してきました。

エクセルは、仕組みを少し理解してあげるだけで、素直で有能な相棒に変わります。

今回ご紹介したテクニックは、どれも明日の業務からすぐに使えるものばかりです。

ぜひ、ご自身のファイルで実際に触りながら、この便利さを体感してみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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投稿者プロフィール

古賀 聡

広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、Excelマクロなどのアプリを使って業務の効率化や経営のちょっとしたコツなど、「小さな便利」記事を作成・投稿中。

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