【定量と定性】
誤解を恐れずに言うと、
評価や判断をするさいに、
定量は数字で判断します。
定性は質で判断します。
税理士の場合、ほとんどが定量で判断します。
試算表・決算書の残高の数字や取引内容の時間や単価など、
経営指標や統計データ、標準単価と比較しながら
現在の経営状態を検討します。
そのため、定性による判断が職業柄欠けているところがあります。
(欠けているのは、私だけかもしれませんが・・・。)
数字ばかり追いかけているサガです。
しかし、数字を重視し過ぎて、
質を考慮しないで判断し続けたら、
数字が出来上がる過程が軽視されてしまいます。
営業マンの場合、
売上が多い方が、少ない方より良いです。
その売上を上げる事ができる理由や
売上を上げるための準備や段取を、
明確にし毎回実現できるように標準化すれば、
他の営業マンにとっても良いかもしれません。
売上の低い営業マンにとって参考になり、
猿真似でイイからやってみるコトにつながると
営業部門全体の底上げにつながります。
現在、業界が全く違う職員を採用しました。
「勘定科目」という言葉を聞くのも初めての職員です。
この業界の基本である簿記3級合格を目指すべく、
休み時間や空き時間を使って日々勉強をしています。
合否は合格点に達しているかどうかで決まります。
明確でハッキリとしています。
他方、職員の取り組んでいる日々の「姿勢」を見ています。
真剣に勉強し、簿記の技術を習得しています。
スキルアップしている「過程」を日々感じています。
合否も重要ですが、そこに至る「過程」も重要だと感じました。
数字はハッキリと優劣が出ます。
でも、質は数字ほどハッキリと優劣が出ません。
数字ばかりみている職業だからこそ、
どちらかに偏ってしまうのではなく、
定量と定性のバランスが大事だと日々気付かされます。
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投稿者プロフィール
古賀 聡
広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。
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