開業届の提出先はどこ?(広島県の場合)
独立開業して、
「個人事業の開業届出書」を作成したいけど、どう記入したらよいか?
「個人事業の開業届出書」を記入したけど、どこに提出したらよいのか?
提出先の管轄する税務署の探し方について書いてみます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
「個人事業の開業届出書」の提出は早めに
独立開業をすると、
自身の事業を行うために様々な届出や許認可が必要になってきます。
その届出の内、税務署に提出する書類に「個人事業の開業届出書」があります。
独立開業したばかりの時期は、忙しいのは理解できますが、
必ず早めに提出してください。
収入が発生する前に提出しておいた方が良いです。
悪気はないかもしれませんが、収入の計上漏れになる可能性があるためです。
収入も経費も漏れが無いようにしてください。
スポンサーリンク
「納税地(住所)」の記入方法と開業届の提出先はどこ?
「個人事業の開業届出書」をどのように書いていいか、どこに提出していいか?
「個人事業の開業届出書」の欄に「納税地」という記載箇所があります。
この「納税地」の記載する住所によって管轄する税務署が変わってきます。
この部分の記載方法を2つ紹介します。
1つは、住民票の自宅住所を納税地にする場合、
2つは、賃貸などして、自宅とは別の事業所の住所を納税地にする場合
です。
住民票の自宅住所が納税地
開業届出書の「納税地」の欄は書類右上部にあります。
(下の画像を参照:「開業届出書」の右上部)
通常は、住民票の自宅住所の住所地を記載します。
税務署からの郵便物が確実に届く必要があるからです。
独立開業し開業届出書を提出すると、税務署から納付書や税法改正の案内など、
さまざまな郵便物が届きます。重要な書類ばかりです。
画像:納税地の記載場所
もし、飲食店を開く場合、賃貸して店舗を借りることもあります。
納税地を住所地(自宅住所)にして、事業を行う場所(店舗など)が違う場合は、
「納税地」の記載事項の下にある「上記以外の住所地・事業所等」に記載します。
(下画像を参照:「納税地」欄の下部分)
画像:事業所等の記載場所
自宅とは別の事業所の住所が納税地
自宅ではなく事業所を納税地にしたい場合は、「納税地」に事業所の住所を記載し、
「〇事業所等」にチェックを入れます。
事業所等を「納税地」にしているので、
「上記以外の住所地・事業所等」は記載しません。
(下画像を参照:「納税地」欄の中にある「事業所等」)
画像:納税地のチェックマーク部分
国税庁ホームページの「個人事業の開業届出書」や書き方のURLを載せておきます。
PDFファイルで開きますので、参考にしてみてください。
国税庁ホームページ
「個人事業の開業届出書」(PDFファイルで開きます)
国税庁ホームページ
「個人事業の開業届出書」の書き方(PDFファイルで開きます)
「納税地」が決まったら、納税地を管轄している税務署を探す
広島県内の納税地の所轄税務署についても、
国税庁ホームページのURLを下に載せておきます。
開業届出書に記載した管轄の税務署を確認してみてください。
広島県外の方であれば、下記のURLから納税地に該当する都道府県を
絞り込んでみてください。この国税庁のホームページからは、
郵便番号や日本地図などから、管轄の税務署を探すことができます。
画像:各税務署の管轄地域
まず、「納税地」に記載した住所を「管轄地域」の欄から探します。
細かく分かれているのは、
・海田税務署
・広島北税務署
・広島西税務署
・広島東税務署
・広島南税務署
です。
例えば、広島市南区を納税地にした場合、
住所によっては広島南税務署または広島東税務署になります。
南区だから広島南税務署ではありませんので、注意してください。
納税地で記載した住所地が見つかったら、
その管轄地域の税務署が提出先となります。
今後は、納税地を変更しない限り、
税務署に提出する資料は全て管轄する税務署が提出先になります。
スポンサーリンク
その他の提出する書類
国税庁のホームページには、
「個人で事業を始めた時に必要な届出」として記載内容があります。
インボイス制度が始まり、開業時の届出も増えているのが現状です。
上記のURLを記載しておきますので、ご参考にしてみて下さい。
「個人事業の開業届出書」の「納税地」以外の部分の記載については、
下記のブログで簡単ではありますが説明しています。
同時に提出しておいた方がよい書類として
「開業時に提出するその他の届出書類」に記載しております。
ご参考までに。
その他の届出書類の中に、「青色申告承認申請書」があります。
こちらについては、申請書を提出し承認されれば、
(承認を受けたい事業年度など、提出には期限があります。)
「青色申告特別控除」が受けれます。
青色申告特別控除の効果についてもブログで記事にしているので、
ご参考にして頂ければ。
独立開業当初は、税務署だけではなく、賃貸借契約書や許認可の申請など、
書類を提出する機会が多いです。
漏れの無いように。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
★ ★ ★
投稿者プロフィール
古賀 聡
広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。
人気ブログ投稿
お問い合わせ・ご相談は、
お問い合わせフォームにて受け付けております。
お問い合わせフォームの受付は
24時間受付中です。
まずは、気軽に
ご相談・お問い合わせください!