「STREAM DECK」:「遅延」機能で処理スピードを調整

「STREAM DECK」の機能に「マルチアクション」があります。
この機能を使って、操作がスムーズに処理できない場合があります。
その原因の一つに、パソコン自体の処理スピードがあります。
この処理スピードをどのように調整するか解説します。

スポンサーリンク




「STREAM DECK」

「遅延」機能

処理スピードを調整

スポンサーリンク




「STREAM DECK」を使って事務作業に使う例(設定画面)として
「マルチアクション」の機能を使って、いくつか説明しているのですが、
設定どおりにうまく操作がいかない場合があるかもしれません。
その原因の一つに、パソコン自体の処理スピードがあります。

これは、使っているパソコンによって様々です。
パソコンに搭載されているCPUの性能、
パソコン上に開いているアプリケーションの数(下の画像を参照)など、
パソコンの性能や使用状況によって、処理されるスピードが変わってきます。

画像:起動しているアプリケーション

そのため、
「マルチアクション」で設定した各作業の順番通りに操作されなくなります。
これは、「マルチアクション」で設定した処理スピードが、
パソコンの処理スピードよりも速いことが原因
です。

「マルチアクション」で設定した順番通りに操作するためには、
パソコンの処理スピードに「マルチアクション」の処理スピードを合わせる
必要があります。

スポンサーリンク




そこで、「STREAM DECK」では、「遅延」という機能を使います。
この「遅延」機能は、
次の処理操作に移るまでの時間(待機時間)を設定する機能
です。

「遅延」機能を各処理操作の間に入れて、
「マルチアクション」で設定した処理スピードをパソコンの処理スピードに合わせることができます。

画像:「マルチアクション」の設定画面の「遅延」機能

遅延機能は、初期設定で「1000ミリ秒」になっています。
単位は「ミリ秒」です。

1秒の間隔を設定するなら「1000」ミリ秒、
2秒の間隔を設定するなら「2000」ミリ秒、
0.5秒の間隔を設定するなら「500」ミリ秒、
10秒の間隔を設定するなら「10000」ミリ秒
1分(60秒)の間隔を設定するなら「60000」ミリ秒

といった具合に遅延の長さを設定できます

例えば、Excelを立ち上げる時など最初にアプリケーションを開く場合は、
立ち上がるまでに時間がかかります。
Excel上のシートで、関数や数字を入力する時は、
ほぼ入力と同時に画面を操作でき、処理スピードにタイムラグが生じません。

このように、一つの操作が完了するまでに、
時間のかかる操作と時間のかからない操作があるので、
この時間のかかる操作を調整するイメージです。

お使いのパソコンの処理スピードが、どのくらいのスピードなのかを
大体でいいので知っておいた方がよいです。

そして、設定した「マルチアクション」を、必ず試してみてください。
試してみると、設定した機能の内、どの操作でパソコンの処理スピードに
追いついていないのかが分かります。
追いついていない操作の前で、設定とは違う操作になってしまうからです。

スポンサーリンク




間違いなく安全に操作を設定しようとして、
遅延機能を長く設定しまうと、自分の手で操作した方が速くなってしまい、
「マルチアクション」機能の効果を十分発揮していないことになります。

もちろん、キーボード操作をしなくてもよい
(また、腱鞘炎にならず、肩もこらない)というメリットはあります。
但し、時間がかかり過ぎるのも、効率化を目標としているのであれば、
遅延を長く設定するのはもったいない
です。

そこで、パソコンの処理スピードよりも「チョイ遅」ぐらいを目指して、
設定するのをオススメ
します。

具体的には2秒(2000ミリ秒)から3秒(3000ミリ秒)ぐらいを設定してみて、
十分パソコンの処理スピードに追いついている場合は、
少しずつ遅延の秒数を短く設定するのです。

キーボード操作の数を減らし、かつ、処理時間が短縮されるため、
微調整をしながら、使っているパソコンにあった処理スピードを
探してみてください。

その他にも、この「STREAM DECK」というディバイスを用いて、
事務処理の効率化についてブログ記事を載せていますので、
宜しければご参考にしていただければと思います。

こちらの記事は、初めて「STREAM DECK」を使用した時の
感想(感動)を載せています。

下の2つの記事は、どちらもExcelの処理作業を「STREAM DECK」を使って
処理する方法について設定方法などを載せています。

最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます。

スポンサーリンク



「STREAM DECK」のボタンの数も6個、15個、32個、8個と調整ダイヤル付や、カラーもブラックとホワイトなど、様々なタイプがあります。

「elgato」のリンクを貼っておきます。「STREAM DECK」の他にも、さまざまなアイテムがございますので、ご参考にされてみて下さい。

また、下記の内容は、楽天市場で販売されている一例です。決して安いものではないので、Amazonなど他のサイトでも、安く販売されている場合がありますので、ぜひ検索し比較検討してみて下さい。


「STREAM DECK」 6ボタンは、コンパクトで持ち運びやすいので、様々な用途で活用することができます。

ボタン数が少ないというデメリットもありますが、プロファイルを使い分けるなど、工夫次第で効率的に使用することができます。


「STREAM DECK」 8ボタンが、2つのTouchPoints(タッチポインツ)と真ん中にInfobar(インフォバー)が設置されています。

6ボタンにも15ボタンにもない、新しい機能がついていて、使う人の操作をさらにサポートしてくれます。


「STREAM DECK」 15ボタンは、コンパクトで使いやすいサイズでありながら、ノートパソコンなどで持ち歩く際にも、デスクトップで据え置きで使用する場合にも、どちらにも使い勝手の良いサイズです。

6ボタンと同様、プロファイルを使い分ければ、出先でも、デスクでも、便利なデバイスです。


「STREAM DECK」 32個ボタンは、ボタン数の多さを活かして、据え置き型でデスクトップでの操作に向いています。

設定できるボタンの数の多さにより、デスクでガッツリ行う操作を各ボタンに割り当てて、効率的な日々の作業をサポートすることができます。


「STREAM DECK」 8個ボタンと調整ダイヤル付きデバイスは、ボタンのカスタマイズ性とダイヤルの操作性を兼ね備えた、非常に便利なデバイスです。

調整ダイヤルは、音量調整やズーム、スクロールなど、様々な操作に利用することができます。例えば、以下のような用途がおすすめです。

  • 動画編集ソフトで再生速度を調整する
  • 画像編集ソフトで画像を拡大・縮小する
  • 音楽再生ソフトで音量を調整する