もうゼロから作らない!AIを「成果物を生み出す実務パートナー」に変える仕事術

みなさんは、日々の業務でAIをどのように使っていますか。
「検索の代わり」や「簡単な質問」だけで終わらせていませんか。
実は、それだけでは非常にもったいないです。
日々の業務で本当に生産性を高めるには、AIを単なる「質問の道具」にしないこと。
ここでご紹介したいのは、日々の業務の最終成果物を作ってもらう「実務パートナー」としての活用です。
今回は、AIに仕事を任せて自分の時間を生み出す方法を、分かりやすく解説します。
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目次
AIを「質問の道具」から「成果物を作るパートナー」へ

AIを「少し賢い検索エンジン」として使う段階から、もう一歩進んでみませんか?
実際の書類や画像といった「目に見える成果物」を作ってもらう役割として、AIを活用するのです。
ご自身の立ち回りは、全体の方針を決めて指示を出す「ディレクター」の役割。
実務的な作成作業そのものは、一度AIにお任せします。
AIは、隣に寄り添う、自分専用の優秀なアシスタントのような役割です。
さまざまなビジネス資料やテキスト、画像が、スピーディーに形になっていきます。
用語解説
ディレクター(Director)
自ら手を動かして作業をする人ではありません。
ここでは、全体の方針を決め、クリエイター(AI)へ指示・監督を行う役割という意味です。
「ゼロから作る」をなくし、確認と修正に集中する

アイデア出しや調べ物、壁打ちなど、これまでのAI活用は、こうした作業が中心でした。
これらはすべて、自分の中に情報を取り込む「インプットの補助」にあたります。
では、本当に実務が楽になる瞬間とは?
それは、時間と労力のかかる「アウトプットの作成」をAIに任せたときです。
パソコンの画面を前に、ゼロから文章やデザインを作る大変さ。
それだけで多くの時間とエネルギーが奪われてしまいます。
そこで、まずはAIに最初のカタチである「たたき台」を作らせてみて下さい。
人間は、その内容を「確認して修正する」側に回るという役割です。
この修正する工程で、自分らしさを出したり、自社の規程(あるいは規則やひな形)に沿った内容にして、精度を100%まで高めます。
実にシンプルな役割分担です。
このアプローチにより、作業時間は確実に短縮されてきます。
そして、人間は、より本質的な「深く考える業務」に集中できるようになります。
用語解説
インプット(Input)とアウトプット(Output)
ビジネスにおける「インプット」とは、本を読んだり調べ物をしたりして情報を取り込むこと。
反対に「アウトプット」は、企画書の作成やプレゼンなど、実際に成果物を作り出して外へ発信することを指します。
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会議やプレゼンを劇的に効率化する「構造化の力」

オフィスワークに直結し、AIが特に高い効果を発揮する成果物には、一体どのようなものがあるでしょうか?
例えば、会議の議事録作成です。
録音データや文字起こしのテキストを、そのままAIに渡します。
そして「決定事項や次回のアクションを整理して、議事録としてまとめて下さい。」と指示を出します。
これだけで、雑多な発言の集まりだったテキストや音声データが、整然とした議事録へ生まれ変わります。
セミナーやプレゼンのスライド資料作りにも大活躍です。
さらに、ターゲットに合わせたストーリー展開、そして各スライドに載せるメッセージの「骨組み(グループ分けや優先順位)」を構築してくれます。
用語解説
構造化(こうぞうか)
バラバラで整理されていない情報を「整理整頓」すること。
共通テーマでのグループ分けや優先順位づけを行い、誰が見ても一目で関係性がわかる状態にすることを指します。
キャッチコピーや画像を生み出す「クリエイティブの自動化」

販売促進やマーケティングの分野でも活用でき、ここでもAIは大きな力を発揮します。
広告チラシやウェブサイトのバナーで使用するキャッチコピー。
ターゲット顧客の心に刺さる魅力的なアイデア。
広告用のチラシやアイキャッチになる画像などのビジュアル素材。
指示文を工夫しなければなりませんが、AIなら何パターンも提案として成果物を出してくれます。
ご自身の「想い」をうまくキャッチコピーで表現できなくても、その「想い」について語った指示文を伝えることで言語化してくれます。
「そうそう!それ!」という感覚を体験でき、デザインの専門知識や、特別なソフトも不要です。
さらに、「信頼感のあるオフィスイラスト」など具体的な言葉で指示を出してください。
資料やプレゼンテーションに使える高品質な画像を、その場で生成してくれます。
言葉の表現(キャッチコピーなど)から、視覚的な画像(セミナー用チラシなど)まで、AIなら、これら多様な成果物を形にすることができます。
用語解説
キャッチコピー
読者や顧客の心を一瞬で掴む、短い宣伝文句や見出し。
思わず「もっと読んでみたい」「欲しい」と感じさせる効果があります。
用語解説
ビジュアル素材
文章だけでなく、視覚的に情報を伝える画像データ全般。
写真やイラスト、図解、グラフなどがこれにあたります。
AIの精度を飛躍させる「上司としての3つの指示」

AIからイメージ通りの高品質な成果物を引き出すにはコツが要ります。
それは、私たちが「優れた上司」として、明確な方針を伝えることです。
まずはAIに、プロのデザイナーやベテラン事務員といった「役割」を与えて下さい。
これにより、どのような立場で作成すべきかが明確になります。
次に、誰に向けた、どんな目的・雰囲気のものなのかという「文脈(内容)」を与えて下さい。
最後に、文字数や出力形式などの「制約条件」を具体的に指示します。
この3要素を意識するだけで、成果物の精度は飛躍的に向上します。
まとめ:「まず形にさせてみる」から始まる新しい働き方

AIは決して、ボタン一つで完璧なものを出す魔法の杖ではありません。
しかし、こちらの意図を汲み取って形にする「超優秀な実務パートナー」になります。
最初は、日々の業務の中に、「まずは、AIで形にさせてみる」ということを入れてみて下さい。
この習慣一つで、仕事の効率は確実に実務パートナーとして使い方が見えてきて、業務のスピードが徐々に変わってきます。
最初は70点ほどの出来栄えで十分です。
たたき台を瞬時に用意してもらい、そこに自分の専門知識や独自の思いをプラスして100点に持っていく。
このAIを使った働き方を、ぜひ今日からの実務に入れてみて下さい。
単なる作業処理から少しでも解放され、充実した時間を生みして頂ければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
古賀 聡
広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、Excelマクロなどのアプリを使って業務の効率化や経営のちょっとしたコツなど、「小さな便利」記事を作成・投稿中。








