簿記 × A I =「???」〜簿記3級を「実務の武器」に変える3つの提案〜

こんにちは! 皆さんは、日々AIをどのように活用していますか?

「話題だから触ってみたけれど、うまく使えていない…」
「簿記3級をとったけれど、実際の仕事でどう活かせばいいか悩んでいる…」
そんな方も多いのではないでしょうか。

AIの使い方は本当に様々です。

使い方次第で、得られる結果は大きく違ってきます。

そして、どんなスキルや知識を身につけ、どの方向へ進みたいかも人それぞれです。

さて、あなたにとって、この方程式の「???」には何が入るでしょうか?

今回は、「簿記3級を『実務の武器』に変える3つの提案」と題して、AIを活用して経理や事務のお仕事を劇的にレベルアップさせる方法をご紹介します。

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 AIを使って“仕訳・理解・整理”が自分で「わかる」から「できる」状態にする

簿記3級に合格した直後の状態って、いわば「地図の読み方は分かったけれど、まだ実際にその道を歩いたことがない状態」です。

試験では必ず「正しい勘定科目」が一つ用意されていましたが、実際の仕事では「会社独自のルール」や「慣習」が優先されることがよくあります。

実務で一番苦労するのは、「このレシート、どの科目で落とせばいいの?」という判断です。

ここで「どう処理すればいいの?」と迷って、手が止まってしまうこと、ありませんか?

ワンポイント アドバイス ①

「仕訳が分かる」ではなく「取引を説明できるか?」が次のステップです!

具体例:コンビニで事務用品1,200円分を現金で買った場合

「消耗品費」にするべき?
少額だから「雑費」?
それとも「事務用品費」?
初心者はここで悩んでしまいます。

こんな時こそ、AI(GeminiやChatGPTなど)を「頼れる相談相手」として活用してください。

AI活用術 ①

AIに「このレシートの内容、どの科目があり得る?」と聞いてみてください。 ここでのポイントは、単に正解を聞くのではなく、「なぜその科目になるのか?」という理由と「他の選択肢(予備案)」を出させることです。

正解を丸暗記するのではなく、判断するための「軸」をAIから学ぶのが実務です。

AIと会話しながら考えることで、「なぜこの処理を選んだのか」を自分の言葉で分かりやすく説明できるようになりますよ。

実践プロンプト(指示文)の例

  1. 「この取引(〇〇を購入)の仕訳候補を、実務でよく使われる順に3つ挙げ、それぞれの理由を教えてください」
  2. 「この判断をする際に、経理担当者が確認すべき社内ルールは何ですか?」

実践プロンプト(指示文)の例を作成しましたが、重要なルールを改めてお伝えします。

一般的なプロンプトの場合、AIが回答する内容は一般的になってしまいます。

下記の3点はプロンプトを作成する上で非常に重要ですので、意識してプロンプトを作成してみて下さい。

⚠️ 重要ルール

  • 丸投げ禁止:AIの回答をそのままコピペしない。
  • 理由の深掘り:「なぜそれを選んだか」を自分の言葉で説明できるようにする。
  • 最終判断:責任を持つのは自分自身。AIはあくまで「超優秀な相談役」です。

試してみよう!
「カフェで打ち合わせ中にコーヒー代800円を支払った。自分一人の時と、取引先がいる時で仕訳はどう変わるか?」をAIに投げ、理由を確認してみてください。

 1日の気づきを“記録できる状態”にする。「一日一新」を目標に!

日々の業務の中で、「あ、ここもっと改善できるかも」と気づく閃きの瞬間はありませんか?

リラックスしている風呂場、会社を出た後の帰宅時間など…
でも、悲しいかな、デスクに戻る頃には忘れてしまうかもしれません。

ワンポイント アドバイス

メモしていない時点で、習得する機会を逃しているのと同じです!

具体例:移動中や作業中のボヤキ

「今の経費精算のフロー、スマホで写真撮るだけで終われば楽なのに…」
「いつもこのExcelのコピペ作業に10分かかるけど、もっと早く処理できないかな…」

こんな日々の些細な「気づき」や「モヤモヤ」は、その場でスマホの音声入力を使ってメモしてください。
Google Keepなどのパソコンと同期するメモアプリが便利です。

支離滅裂でも、独り言のようでも構いません。
まずは「脳の外に吐き出す(デトックス)」ことが最優先です。

AI活用術 ②

そして、そのグチャグチャなテキストをAIに貼り付け、下記の指示文を入力します。
「このボヤキを、具体的な課題・改善案・次に取るべきアクションに整理して」

これを続けると、「何が分からないかが分からない」という受動的な状態から脱却し、自ら課題を見つけて解決に動ける「能動的」な状態へと変わっていきます。
毎日確実に業務改善のタネを生み出せるようになります。

試してみよう!
「今日、ここに来るまでに感じた小さな不満や気づき」を、隣の人に聞こえない程度の声(またはスマホ入力)で15秒間録音し、AIで要約してみてください。

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 意図した回答を引き出し、仕事をサクッと完結させる

「AIを使ってみたけど、当たり前のことしか言わないから使えないな…」と思っている方、いませんか?

実はそれ、AIの能力不足ではなく、あなたの「質問力」不足かもしれません。

ワンポイント アドバイス

AIが悪いのではなく、聞き方が悪いだけ!

具体例:質問の仕方で結果はここまで変わる!

NGな聞き方
「出張旅費の規定をまとめて」

→ 結果:ネット上の一般的な情報が返ってきて終了。

⭕️ OKな聞き方
「あなたは超優秀な経理部長です。新入社員向けに、出張旅費の精算でやりがちなミス5選を、具体例と改善策を添えて、親しみやすいトーンで解説文を書き、さらにその解説文の内容を分かりやすく箇条書きにして」

→ 結果:そのまま実務で「使えるレベル」の高品質な回答が返ってきます!

AI活用術 ③

AIにお願いをする時は、まずは「役割・目的・条件」の3ステップを意識しましょう。

  • 役割(Role):「あなたは凄腕の経営コンサルタントです」「新人に優しい先輩です」
  • 目的(Goal):「会議の資料にするため」「取引先への謝罪メールを作るため」
  • 条件(Constraints):「300文字以内」「専門用語は使わず中学生でもわかるように」「箇条書きで」

AIへの指示は、人間への指示と同じです。

「何をどうしてほしいか」を具体的に伝えれば伝えるほど、期待に近い回答をしてくれます。

今まで何十分もかかっていたメール作成や資料のまとめが、数分で完結するようになります。

試してみよう!
「節税について教えて」というシンプルな質問を、自分なりの具体的なプロンプト(役割・目的・条件)に書き換えてみましょう!

 AIは、何でも願いを叶えてくれる「魔法の杖」ではありません。

しかし、簿記3級という確かな「知識の土台」を持っているあなたが、AIという「加速装置」を手に入れれば、実務での成長スピードはこれまでの数倍にも跳ね上がります。

「へえ、便利そうだな。今日知れてよかった」で終わる人と、
「よし、明日の職場で1回試してみよう!」と行動する人。

この両者の差は、1ヶ月後には埋められないほど大きなものになります。

まずは明日の朝、どんなに小さなことでもいいので、1つだけAIに相談してみてください。

あなたの「簿記 × A I = ???」の答えが、素晴らしいキャリアの飛躍になりますように!

応援しています!

最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます。

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投稿者プロフィール

古賀 聡

広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。

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