「ただいま準備中!」が、実は一番のファン作りに。カフェオープン前から始める、愛されお店づくりのヒント

独立開業に向けて、ワクワクとドキドキの混ざった日々を過ごしているあなた。
例えば、「カフェを開きたいけれど、オープンするまでは情報発信することなんて何もないかな…」そう思っていませんか?
実は、カフェがオープンしてから「いらっしゃいませ!」と情報発信するよりも、開業前の「今」この瞬間から情報発信を始める方が、はるかに強力に未来のお客様の心に届くのです。
今回は、なぜ「開業前のドタバタや想い」が集客ネタになるのか、その秘密を分かりやすく、具体的なアイデアと一緒に解説させていただきます。
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目次
完璧なお店より、少しずつ形になる「物語」に人は共感する

お客様は、すでに完成されたピカピカのお店よりも、少しずつお店が形になっていく様子(プロセス)を見守ることに、興味が湧き心が動かされるものです。
【例えばこんなシーン】
すでに完成した、おしゃれなカフェの写真をポンと見せられるよりも、
- 「ボロボロだった壁を、自分たちでペンキ塗りしました!」
(ビフォーアフターの写真つき)- 「何度も焦がして、ようやく理想の焼き色になったこだわり抜いた手作りシフォンケーキです」
このように、完成した「モノ」や「サービス」を売るだけではなく、そこに辿り着くまでの「プロセス(過程)」を共有して仲間を増やす手法のことを、ビジネスでは「プロセス・エコノミー」と言います。
用語解説:プロセス・エコノミーとは?
商品が完成するまでの「プロセス(過程)」そのものに価値を見出し、それを発信することでファンや応援者を増やしていくビジネスの考え方です。
物で溢れている現代だからこそ、「誰がどんな想いで作ったか」というストーリーが、人々の心を動かします。
世の中にはたくさんの素敵なカフェがありますが、コーヒーの味や、おしゃれなインテリアだけで他のお店と完全に差別化するのは、実は簡単なことではありません。

しかし、「あなたがなぜこのカフェを開こうと思ったのか」という想いや、オープンまでの泥臭い試行錯誤のプロセスは、世界中であなたにしか語れない唯一無二のものです。
例えば、「サラリーマン時代に、一息つける場所がなくて救われたから、今度は自分が誰かの『ほっと一息つける居場所』を作りたい」といったような、あなたの心の中にある想い(ストーリー)をプロセスに載せて発信することこそが、他のお店には真似できない、最大で最高のブランドになります。
今日からすぐに書ける!未来のお客様に届く「3つの発信ネタ」

「でも、具体的に何を書けばいいの?」と迷ったときは、次の3つのテーマから選んでみてください。
迷ったときの 3 つのテーマ
- 想いやストーリー:
あなたの「心の温度」を伝える。 - リアルな裏側:
「失敗や試行錯誤」を包み隠さず見てもらう。 - 進捗の報告:
開業へのカウントダウンを一緒に楽しむ。
また、こうした開業前のリアルな歩みを通じて、未来のお客様との間に 「エンゲージメント(絆)」 が早くから育まれると、オープンした時のスタートダッシュがまったく違ったものになります。
ただ「近くにカフェができるらしい」と知っているだけの人から、「自分のことのようにオープンが楽しみで、絶対に応援しに行きたい!」と願う「熱心なファン」へと変わっていくからです。
用語解説:エンゲージメントとは?
SNSやブログなどを通じて、発信者(お店)と読者(お客様)との間に生まれる「親密さ」や「信頼関係」のことです。
単に情報を一方的に伝えるだけでなく、コメントのやり取りや、一緒に考えを共有することで、この「エンゲージメント(絆)」はぐっと深まります。
あなたの 「心の温度」 を伝える(想い・ストーリー)

- なぜ、この街にカフェを開こうと思ったのか?
- 来てくれたお客様に、どんな気持ちになって帰ってほしいか?
- 脱サラして開業を決意した日のこと。
「失敗や試行錯誤」を包み隠さず見せる(リアルな裏側)

- メニュー開発の裏側:
「試作1回目:見事に焦げました(苦笑)」「試作5回目:ようやく理想に近づきました」 - お皿やイス・テーブル選びのこだわり:
「この2つのカップ、どっちのカップでお店の一杯を出そうか迷っています」
開業へのカウントダウンを一緒に楽しむ(進捗報告)

- 「本日、無事に物件の契約をしてきました」
- 「保健所の検査、とっても緊張しましたがクリアしました」
- 「オープンまで、あと30日!頑張れジブン!」
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もっと愛されるお店になるための、ちょっとした「コツ」

最後に、ブログやSNSで発信するときの魔法のスパイスを2つご紹介します。
- 「かっこ悪いところ」 も、少しだけ見せてみる
おしゃれで完璧な姿ばかりでなく、片付け中の泥だらけの様子や、「今日、ちょっと不安になっちゃいました」という本音を少しだけ吐露する方が、人間味が伝わって応援したくなります。
きらびやかで完璧な人なんて、そうそう居ませんから。
- 読者を巻き込む「参加型」にする
「ロゴのデザイン、どっちが好きですか?」
「プレオープンの試食会、来てみたい人いますか?」
など、読者(未来のお客様)に意見を求めてみましょう。
少しでも自分の意見や参加が形になったお店には、オープンしたら足を運びたくなります。
おわりに:あなた主演のドキュメンタリー映画

開業前の今の期間は、まさに「世界に一つだけのカフェが誕生するまでの、あなた主演のドキュメンタリー映画」を作っているようなものです。
綺麗に、完璧に書く必要は、まったくありません。
あなたの等身大の言葉で、開業に向かって進む毎日のワクワクやヒヤヒヤを、ぜひ楽しみながら綴ってみてください。
その一歩一歩が、オープンした初日に「おめでとう!」とお店のドアを開けて入ってきてくれる、大切なファンの方々との出会いに繋がっているはずです。
あなたの夢のカフェが、たくさんの笑顔で満たされる場所になりますように、心から応援しています!
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
古賀 聡
広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。










