【Excelマクロの習得(私の各ステップアップ)】
今では、仕事でExcelマクロを使わない日は無いぐらい、毎日使用しています。
仕事で実用的に使えるまで、約2年ほどかかりました。
夜なべしながら毎日少しずつパソコンで試行錯誤したおかげです。
その間、初学者用のテキストや実務で使う場合の手法が乗っているビジネス書など、
10冊ほどは購入しました。
私のExcelマクロのステップアップと共に読み込んでいた本を厳選し、
分かりやすく特色のある3冊をご紹介したいと思います。
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写真:Excelマクロの本
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Excelのマクロの効果を知る
以前から興味のあったExcelのマクロ。
50歳になってからExcelマクロの習得を始めました。
最初に読んだ本は
「4時間のエクセル仕事は20秒で終わる」
というモノ。
完全に題名で決めました。
これがホントなら、圧倒的な時間の余裕が生まれるはずだ、という思いでした。
実際に読み始めてみると、チンブンカンプンです。
何を言っているのか分かりません。
ただ、実務的にはイメージが付くので、
通常の初学者用のマクロの本と比べて実践的です。
私のようなド素人の場合は、読むだけではダメで、
実際に手を動かして、パソコンで操作しないと、
どのように動くかが理解できません。
そのため、毎回パソコンでExcelを起動し、
マクロを記述・操作し、本の内容を実践してみました。
約2時間を夜なべしながら、毎日少しずつ進めて行きました。
一通り、本全体の内容が終了するのに約半年かかりました。
それだけ全くマクロの知識が無かったと言えます。
振り返ってみると、ファイルのパスなどが出てきて、難しい部分もあるのですが、
難解な部分はGoogleやYouTubeで検索して、理解を深めていきました。
現在では、GoogleやYouTubeがあるおかげで、
習得したい分野の学習コストを大幅に減らせます。
以前でしたら、専門学校やパソコン教室などで授業を受けるため、
かなりの金額がかかっていました。
何かを習得したいと考えたら、基本的な部分は、ネットでも探すことが可能です。
せっかく使える情報が溢れているのであれば、使わない手はないです。
で、実際4時間のエクセル仕事が20秒で終わったかどうか・・・
日々の業務では、この本で紹介されているような
膨大なデータ処理の仕事がございません。
そのため、4時間かかるエクセル仕事を20秒で終わることはありません。
しかし、仕事の一部ではありますが、1時間あるいは30分かかっていた作業時間が、
数秒で終わらせることができました。
マクロの利便性や時間短縮の効果は十分理解できたイイ本です。
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Excelのマクロを修正できるようになる
最初の本を読んで、本の内容だけの操作はできるのですが、
基本的な部分を多少なりとも体系的に習得したいと考えました。
まだまだド素人が、「ド」がとれて素人になっただけなので。
次に購入した本は基礎力アップを目指し、
「Excel VBA塾」
という本です。
表題にも「初心者OK!」と記載され、各章の終わりには練習問題があり、
習得したかどうかの確認ができるようになっています。
あくまでも、基礎力なため、実務的な応用内容は少ないのですが、
実際の作業をイメージしながら進めて行くと、使いどころが見えてきます。
何度も読み返して、実際に仕事で使っているExcelに組み込んで試して、
の繰り返しです。
夜なべの約2時間も変わらずです。
この基礎力アップにより、細かい部分の修正に効果がありました。
実務で使用している現金出納帳をExcelで処理している場合、
お客様の使い勝手の良い書式(様式)から、コピー&貼付けして、
データを加工して次の処理(帳簿に入力・集計処理など)に
変換(コンバート)して使えるようにExcelシートの工夫をしています。
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第三者が理解できるようにする
独学により、
最初のステップで、マクロの利便性・時間短縮効果を理解し、
次のステップで、基礎力アップで細かい修正ができるようになると、
次の疑問が出てきました。
このマクロの文章(プロシージャ)を第三者が見て、理解できるだろうか・・・と。
癖のあるマクロの文章で、自分だけがマクロの内容を分かっていると、
他の人が見て分からないでしょう。
そのため、今でも、マクロの文章を毎月1日にメンテナンスをしています。
(毎月1日にルーチン作業として構築するまでのブログはこちら)
Excelのバージョンが変わった場合、Windowsのバージョンが変わった場合など、
各種の変更に対応しなければなりません。
メンテナンスをするとき、
細かい修正や便利なマクロを追加する場合があるのですが、
ド素人の時に作成したマクロを見ると、
本の通りに(言われた通りに)作成しており、
作成した自分自身でも分かりにくいマクロの文章のままです。
もっと分かりやすいように工夫できないかを検討していると、
この目的に沿う本が見つかりました。
「ExcelのVBAのスキルを実務で活かし切るための本」です。
この本では、第三者がマクロの文章を理解できる、
自分が作成したマクロの文章を数か月後に見直しても
理解できるようにするためのコツが紹介されています。
例えば、
最終行取得の変数は「LastRow」だったり「MaxRow」などを使うことが、
最初の2冊はでは紹介されています。
でも、英語だと分かりにくいので、
変数を理解しやすい日本語で設定することを推奨しています。
<変数の日本語化>
dim LastRow ➡ dim 最終行
このように日本語で変数を表現すると、複数の変数を設定しても、
何をどのように扱うかがマクロの文章を見て理解しやすいです。
たったこれだけのことではあるのですが、
初級レベルの私の場合は、マクロの文章のメンテナンスに参考になりました。
そして、第三者が見ることを意識してマクロの文章以外の説明文を挿入でき、
より分かりやすい内容にもなりました。
自分が作成したマクロの文章をメンテナンスする時にも役に立っています。
後になって、作成したマクロの文章をメンテナンスする時、
自分で作成したにもかかわらず、細かい部分は覚えていない場合も多々あるからです。
上記3冊の本以外にも購入した本がありますが、
ステップアップできた本を3冊に絞りご紹介しました。
最初の本を読んでから、約2年が経過するのですが、
ほとんどの日々の業務でマクロを使っています。
それだけ便利で、小さな時間ではありますが確実に短縮できています。
このブログ記事のオススメの本が、マクロを習得の一助になれば幸いです。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
古賀 聡
広島県広島市の税理士。現在は、個人事業主・中小事業者(法人)の税務・経営の相談を中心に活動中。ブログ投稿を2020年10月1日に立ち上げ、税務・会計だけでなく、ExcelマクロやRPAを使って業務の効率化やWebサイトの構築など、「小さな便利」記事を毎週月曜日に作成・投稿中。
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